北海道えりも町で誰でも参加できるおしゃべりカフェを運営しています!
寄付先
カフェデモンクえりも
- 概要
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◆主催:カフェデモンクえりも
◆用途:運営費や広報紙の発行費などに充てさせていただきます。
ストーリー
自己紹介
えりも町は、北海道の中央南端に位置する人口4,300人の小さな町です。
私たちは、この小さな町で、えりも町から車で約40分の距離にある浦河という町の「浦河東町診療所」のスタッフの方と共同で、誰でも参加できるおしゃべりカフェ『カフェデモンクえりも』を運営しています。このカフェは、えりも町に住む方や、えりも町の行政・ボランティアの方達だけでなく、「浦河東町診療所」に通う患者さんとそのご家族、また看護師さんやソーシャルワーカーさんにも多くご参加・ご協力いただいています。
カフェの目的は、誰かに話すことで、気持ちを楽にしていただくこと。
生活や将来に不安な気持ちを抱えている方とそのご家族にご参加いただき、 お茶を飲みながら悩みを相談し合える場所を作っています。最近では、カフェで体操教室を開いたり、カフェの参加者の方々と浦河へ出かけて稲刈り体験を実施したり、えりも町でほうれん草やミニトマトを育てて近隣の町で販売するなど、体験イベントも多く実施しています。
『カフェデモンクえりも』では、助ける側と助けられる側といった一方的な関係ではなく、自然なお付き合いの中で生まれる人間関係を大切にしたいと思い、またその自然なお付き合いができる環境をカフェで提供しています。
解決したい社会課題
現代社会では、高齢者の方や障害を持つ方など、生活において誰かのサポートが必要な人と、そのサポートをする人といった、助ける側と助けられる側に分かれる関係になりがちです。
目に見えること、見えないこと、また、小さなことから大きなことまで、誰もが何らかの困難を抱えながら生きています。
その個々の困難を周りに共有することで、それぞれに支え合える環境をつくり、時に助けられる側が助ける側に回ることができる環境を、このカフェを通じて実現したいと思っています。みんなが何かに困っているから、みんなで知恵を出し合って、笑いあおう。
そんなコンセプトで『カフェデモンクえりも』を運営しています。私たちがこの問題に着手する理由/強み
カフェデモンクの名称は、東日本大震災のあとから、宮城県で活動をはじめた元祖カフェデモンクからのれんわけして頂いたものです。
カフェデモンクは、お坊さんたちが被災を受けた様々な地域に出掛け、美味しいコーヒーを無料で提供しながら、被災者の話を聞く「移動傾聴喫茶」です。カフェデモンクは、北海道胆振東部地震の際にもすぐに現地に駆けつけ、しばらく被災された町の方々と一緒に活動をしましたが、この時に、浦河東町診療所の患者さん達も一緒に来ていただき、瓦礫の後片付けをしていただいたり、「移動傾聴喫茶」にもご参加いただきました。
普段多くの人にお世話になり、助けられていると思っていた彼らですが、自分達でも誰かの力になることができると自信を持ってくれたことにヒントを得て、この助ける側と助けられる側といった一方的な関係ではない人間関係を継続的に繋げていきたいと思ったことから、『カフェデモンクえりも』が誕生しました。
上記の流れで発足したことから『カフェデモンクえりも』は、えりも町の賛助会員の方々と、浦河東町診療所のスタッフの方、そして患者さん達とそのご家族が参加しています。また、えりも町の保険福祉課にもサポートいただいています。
『カフェデモンクえりも』には、お坊さん、看護師さん、保健師さんなど、様々な悩みを相談できるエキスパートが参加しています。
話を聞くことはもちろん、専門家から適切なアドバイスも受ける環境を整えています。集まった寄付金の使途
『カフェデモンクえりも』は、誰でもご参加いただけるよう、参加費無料にしています。
運営費や広報紙の発行費などは全て寄付と行政からの補助金で賄っています。
応援いただいたご寄付は、運営費や広報紙の発行費などに充てさせていただきます。